岐阜出身の大学生が、JAXAと共同研究を目指す

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岐阜市出身の男子大学生四人が、小惑星探査機「はやぶさ2」の地球帰還に合わせた宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同研究の締結に向けて調整を進めている。異例だが、大規模な国家プロジェクトに、研究室に所属していない学生の参加は、JAXAのプロジェクトとして初めての採用となる。

昨年末からJAXAとの共同研究に向けて動き出した。はやぶさ2が今年12月に小惑星リュウグウの試料入りカプセルを地球に届ける際の観測研究テーマの公募をしていることを知り、4人は「何か面白いことはできないか」と考え、無線マニアの経験を生かし、「流星バースト通信」に関する研究を提案した結果、見事に採用内定に至った。

流星バーストとは、流星が大気圏内に突入する際にプラズマを発生させることだ。これにより、地上では電波障害が生じる可能性がある一方、流星バーストに電波を反射させることで、通常は電波が届かない地域との通信が可能となる。

4人の研究は現在、JAXAからの正式な採用連絡を待っているが、採用されても、まだ学部生のため研究室に所属していない。そのため、大学の研究費や補助金を使えない状態で、プロジェクト資金を調達する為、インターネットのクラウドファンディングで300万円の支援を募っている。

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